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ケミレスタウン・プロジェクトについての参考書籍

ケミレスタウン・プロジェクトについての参考書籍を掲載しています。
ケミレスタウンについてより深く知ることができます。


へその緒が語る体内汚染

~未来世代を守るために~

森千里/戸高恵美子・著
技術評論社(知りたい!サイエンス29)
価格:本体1,580円+税
2008年4月25日発行
ISBN 978-4-7741-3442-0

胎児の身体をつくるのに必要な栄養素を母親から送るための唯一の組織「へその緒」。そのへその緒から、数々の環境汚染物質が検出されている。

胎児期に受ける複合汚染は、人の心身の発達にどのような影響を与えているのか、最新の科学的データを元に明らかにする。未来世代の健康を守るために、現代を生きる私たちにできることがある。

プロジェクトで測定対象としている室内空気中化学物質116物質のリストも掲載。

 

目次
はじめに
Chapter1 胎児期から始まる人体の汚染
 1-1 汚染されていない人がいない世界
 1-2 化学物質のリスクと利点
 1-3 へその緒と胎盤と胎児
Chapter2 胎児期汚染による被害の歴史
 2-1 人の一生の中で最も傷つきやすい胎児期
 2-2 胎児に影響を与えた三大被害
 2-3 水俣病
    成人にも胎児にも影響をもたらした有機水銀
 2-4 サリドマイド薬害
    成人には影響なく、胎児に重篤な先天異常を起こした薬剤
 2-5 DES(ジエチルスチルベストロール)薬害
    成人には影響少なく、新生児にも影響ないのに、成長後に影響が現れる
Chapter3 大人と子供と胎児の違い
 3-1 子供は「小さな大人」ではない
 3-2 大人と子供と胎児の違い(1)
     人間の身体が完成するまで
 3-3 大人と子供と胎児の違い(2)
     汚染物質が取り込まれてから排泄されるまで
 3-4 大人と子供と胎児の違い(3)
     「歩く」と「ハイハイ」の差
Chapter4 身の周りの環境汚染物質による複合汚染
 4-1 過去の出来事ではない人体の複合汚染―PCBとダイオキシン
 4-2 最近の子供たちの変化―環境汚染との関係は?
 4-3 最近注目されている人体汚染物質―難燃剤
 4-4 ごく微量で性比が変わる―ダイオキシン
 4-5 現在の毒性学の限界
Chapter5 次世代への影響、新しい考え方
 5-1 胎児期が一生の健康を決定づける
 5-2 未来の病気のセッティング(1)―胎児プログラミング
 5-3 未来の病気のセッティング(2)―エピジェネティック制御の変異
Chapter6 子供たちを守るには―「環境改善型予防医学」という考え方
 6-1 豊かさの実感と小児アレルギー
 6-2 シックハウス症候群の増加
 6-3 シックハウス症候群のさまざまな原因物質
 6-4 環境を改善して病気を防ぐ
    ケミレスタウン・プロジェクトとは?
 6-5 胎児に合わせた街づくり
    「環境ユニバーサルデザイン」という考え方
 6-6 100年後の世代のためにできること
    「環境改善型予防医学」と「サステイナブル環境健康科学」

コラム「ケミレスタウン・プロジェクト」

Chapter7 子供たちの健康と予防原則
 7-1 終わりがない化学物質の対策
 7-2 子供たちへの影響はあるのか? ないのか?―世界で始まる影響の調査
 7-3 予防原則で健康な未来を
 7-4 予防原則を行動に移すには

おわりに

参考文献
参考ウェブ

付録(1)『子供の環境保健に関する8カ国の環境リーダー宣言書』
                      (マイアミ宣言)
付録(2)『「国際的な化学物質管理のための戦略的アプローチ」
      (SAICM)におけるハイレベル宣言』(ドバイ宣言)

索引


 

未来世代のために

~新米医学部教授の七転八倒~

森千里・著
環境新聞社
価格:本体953円+税
2004年8月20日発行
ISBN 4-86018-066-6

「未来世代に対する責任と義務」は二十一世紀の重要なキーワードの一つである。これは、私が担当している大学院の研究テーマ、「化学物質、特に環境ホルモンのヒト健康影響」におけるキーワードでもある。

二十世紀、日本では、胎児性水俣病の教訓があったにもかかわらず、環境汚染物質による健康影響への対応は、直接暴露を受ける本人を対象にしたものに限られ る傾向があった。しかし、慢性的な多種環境汚染物質への暴露は、本人のみならず次の世代、さらにその次の世代に影響することがあるのである。この問題に関しては、「未来世代」を基準に考えなければならない。


この本が、化学物質問題を含めた環境問題に興味を持っている方、これから医学部や大学院で学ぼうと考えている方、解剖教育や白菊会の活動にかかわっておら れる方、さらには高校や予備校で進路指導をされている先生、大学院進学指導をされている先生に読まれ、それぞれが何かを始めるきっかけになってくれれば、 自分の七転八倒ぶりをさらした著者にとっては望外の喜びである。


 

週刊『医学のあゆみ』Vol228 No.7

特集:“ケミレス”環境医学―化学物質を削減した社会づくり

第228巻・第7号(通巻2738)
2009年2月14日発行(毎週土曜日発行)
医歯薬出版株式会社
価格:本体945円+税

 

 はじめに………………………………………………………………森 千里
 環境改善型予防医学の実践―ケミレスタウン・プロジェクト…戸高恵美子・森 千里
 シックハウス症候群―診断治療の最新動向………………………坂部 貢・清野正子
 室内空気由来の化学物質暴露―現状と対策………………………瀬戸 博・斎藤育江
 難分解性有機汚染物質(POPs)の健康リスクと疫学的知見……高野裕久
 ポリ塩化ビフェニル(PCB)を指標とした
  化学物質の健康診断と削減方法の開発…………………………深田秀樹・森 千里
 シックハウス症候群の臨床分類と診断基準………………………宮島江里子・相澤好治
 食品中の化学物質と小児のアレルギー……………………………角田和彦
 臭素系難燃剤による胎児への影響に関する最近の知見…………川城由紀子・他

 


 

岩波書店『科学』Vol.79 No.9

特集:子どもと環境化学物質 ─病が“プログラム”される可能性

2009 年9月号 (Vol.79 No.9)
岩波書店
価格:定価1400円+税

 

    [どう考えるか・どうするか]
  • 遺伝的ハイリスク群への対応を ─喫煙と遺伝的感受性の複合効果による出生体重低下の知見から 佐々木成子・岸玲子
  • プログラムされる“病”の新たな仮説 ─環境化学物質による代謝系遺伝子の次世代エピゲノム変化 大迫誠一郎
  • シックハウス症候群はなぜ減らないか ─解決の道筋をつけるために 戸高恵美子・森千里
  • ビスフェノールAの汚染と低用量作用 堤治
  • ダイオキシンの科学,リスク評価,そして政策 遠山千春
  • 環境汚染物質とアレルギー疾患の増加・増悪 高野裕久

  • [実態を知るために]
  • 低濃度PCB・ダイオキシン類およびPFOSの次世代影響 ─「環境と子どもの健康に関する北海道研究」最近の成果から 岸玲子
  • 微量分析が鍵を握る─PFOS分析例から 斉藤貢一
  • メチル水銀による生後の神経発達への影響 ─世界と日本の出生コホート研究から 佐藤洋

  • [コラム]
  • 小児疾患と環境化学物質:遺伝─環境相互作用の観点から 緒方勤
  • 子どもの健康に害を及ぼす環境要因を大規模コホート研究で明らかにする 塚本直也・丹藤昌治

 


 

サステナ「エッセー」(PDF:約3MB)

  • 東京大学を中心に、千葉大学を含めた全国の10の大学や研究所がひとつの目標「持続可能な社会づくり」に向けて新しい学術体系「サステイナビリティ(持続可能性)学」をつくり、共同でさまざまな研究を推進していく組織をIR3S(International Research System for Sustainability Science)と呼びます。
  • このIR3Sが出している日本語版のフリーペーパーが「サステナ」です。 千葉大学の戸高恵美子助教は、このサステナにエッセーを連載しております。IR3Sのご好意で、このエッセーをケミレスのHPに転載させていただきます。 難しいことは一切書いていない軽いエッセーですので、疲れた頭をリフレッシュしていただければ幸いです。